一般社団法人 日本アダプテッドダンス協会(Japan Adapted Dance Society) (略称:JADS)
一般社団法人日本アダプテッドダンス協会は、「ダンスで人を幸せにできる」という信念のもと、日本における障害児・障害者のダンスをはじめ、アダプテッドスポーツやアート活動の普及・促進、教育に取り組んでいます。
ダンスが本来持つ楽しさはもちろん、アートとしての表現やカルチャーとしての魅力も大切にしながら、障害のある方が参加し、挑戦できるイベントの企画・運営や、障害への理解を広げるための普及啓発活動などを行っています。こうした活動を通じて、誰もが文化やスポーツを楽しみ、自分らしく表現できる環境づくりを目指しています。
設立年月日:令和1年5月1日(法人化:令和4年9月13日)活動本拠地:大阪市北区同心 2 丁目 5-22 川村同心ビル内
協会の目的
一般的にダンスは、ステップを踏むことから始まり、左右の動きの対称性や、他者と動きが揃っているかどうかなどが重視されることがあります。しかし、ダンスの本質は決められた動きを正確に再現することだけではありません。本能的に身体を動かすことや、その人ならではの感性をアートとして表現することも、ダンスが持つ大切な魅力のひとつです。
障害のある方の身体の動きや特性は一人ひとり異なります。私たちは、その違いを「できないこと」として捉えるのではなく、その人にしか生み出せない動きや表現につながる可能性として捉えています。身体の使い方や可動域、動きの特徴など、一人ひとりの身体(及び精神)特性を活かすことで、それ自体が個性となり、ときには他の誰にも生み出せない強い表現にもなり得ます。
そのため、既存のダンスの形に合わせるのではなく、それぞれの身体から自然と生まれる動きを大切にし、「誰も真似できないアーティスト」として、その人ならではの表現を育てていくことを重視しています。
その一例として、2024年パリオリンピックの正式競技にも採用されたブレイキンがあります。ブレイキンは本来、技術力だけでなく独創性も大切にされるダンスです。他者と異なる動きがオリジナリティとして評価される文化があることから、障害のある方にとっても、自己表現を追求できる可能性があります。一方で、オリンピック競技として注目されたことで「難易度の高いダンス」というイメージが先行し、障害のある方がブレイキンに触れる機会は、まだ十分とはいえません。
これはブレイキンに限ったことではありません。ダンスは本来、障害の有無や身体の状態にかかわらず、その人に合ったスタイルやアプローチを選び工夫することで、さまざまな形で楽しみ挑戦できるものです。身体の麻痺などによって立位での動きが難しい場合にも、知的障害などによって言葉による理解や振付の正確な習得が難しい場合にも、一般的なステップや既存の型にとらわれる必要はありません。それぞれの特性に合わせてダンスへのアプローチを工夫することで、その人だからこそ生み出せる新たなダンススタイルや表現につながる可能性があります。
私たちは、障害のある方を既存のダンスの形に当てはめるのではなく、一人ひとりの特性から生まれる無理のない表現そのものをダンスとして捉え、その可能性を広げていきたいと考えています。
単にダンスを楽しむ人を増やすだけでなく、一人ひとりの個性を磨き、その人ならではの表現を持つ新たなアーティストの発掘や、指導者の育成にも取り組んでいます。
主な活動実績
シッティングダンス
椅子に座っている状態でのダンスバトル「シッティングダンス」の考案と実施。

みんなのダンスシリーズ
様々なワークショップ
それぞれの障害の身体特性に合ったジャンルを提供することを目的とした、参加者の障害の度合いや症状の違いも問わない様々なジャンルのワークショップをダンスに限らず提案実施。
高齢者施設等への福祉活動
腕や指のみで踊ることのできる「タットダンス」と、相手の指の動きに追随して指の運動を模倣する健康運動「指あやとり」を総称した「タット運動」の考案と高齢者施設等への普及活動。
ダンス出前授業
特別支援学校等でのダンス出前授業の実施。
学会や講演会での発表
これらの活動の結果および考察について様々な学会や講演会での発表
2018年12月1-2日
第23回日本アダプテッド体育・スポーツ学会 西九州大学(佐賀) https://sites.google.com/a/adapted-sp.net/23thjasapemeeting/home 『タット運動の効果と実践』高橋俊二
2019年2月2-3日
第28回日本障がい者スポーツ学会 金沢商工会議所,他 https://jspss.jp/taikai.html 『座位姿勢におけるタット運動の効果』高橋俊二
2019年8月21-23日
第34回日本リハビリテーション工学協会 北海道科学大学 http://www.resja.or.jp/conf-34/ 『各障害に対応したダンスアプローチ』高橋俊二 『高齢者施設てでのタット運動の実施と考察』高橋俊二 『重度四肢麻痺者へのタット運動の身体的な治療効果の考察』角田槙司
2019年10月24日
重度障害者雇用事業所協会大阪支部会会議 大阪府大阪市中央区 『各障害に対応したダンスアプローチ』等
2019年12月7-8日
第24回日本アダプテッド体育・スポーツ学会 大阪体育大学 https://sites.google.com/a/adapted-sp.net/24thjasape/ 『各障害に対応したダンスアプローチ”シッティング上半身ダンスバトル”』高橋俊二 『障がい者ブレイクダンスWSからダンスバトル”アートファンク大阪”へ』高橋俊二 『先天性障害児童の社会参画を促すアプローチ(ポスター発表)』松田靖史
2020年2月15-16日
第29回日本障がい者スポーツ学会 西九州大学(佐賀) https://jspss.jp/taikai.html 『障がい者へのダンスアプローチ~アートファンク大阪 2019の開催~』高橋俊二 『タット運動の効果と実践2』角田槙司
所作や生き方についてのセミナー
ダンス表現から派生するキレイな所作や仕草や振る舞い、さらにはコミュニケーションや生き方など広いテーマに沿ったセミナーや講演の開催




















